ラブレスほえほえ!?その2

●ドロップポイント
スペアポイントの変形で、ポイントがブレードのセンターラインに向って下っている、
ラブレスによって完成されたブレード形状。(ジャパンナイフギルドHPより)2016-05-22 00.00.00

ドロップポイントについてはローリー・イネステイラー著「ナイフと斧の使い方」が
一番分かりやすかったので画像を含め抜粋してみる。2016-05-18 19.25.42

野生動物の毛の中に埋もれている木の樹脂や砂は固く、解体処理時にエッジ(刃)を傷める。
皮剥ぎ専用のジッパーエッジがあればいいが、別に用意しないといけないし(荷が増える)
ジッパーエッジ(というかガットフック)もついたナイフだと不意の怪我の可能性も出る。2016-05-18 19.26.34
ラブレス作(危なそうだが好きだ)2016-05-18 19.26.42

ラブレスはこの問題にそれとは別の回答を出した。
ドロップポイントを毛皮に刺してから刃を上にして切り開く。2016-05-18 19.26.54
この形状での、この切り方なら毛の中の硬い異物から皮がエッジを守ってくれるし
ナイフが肉に食い込んでいくこともない。エッジの摩耗は先端部分だけで済む。
ナイフは1本で足りるし、形状も簡潔で美しい。

●ミラーフィニッシュ
ブレードの表面を磨きぬいて鏡状にしてしまう処理。
ラブレスのナイフは皆ミラーフィニッシュだったはず。(違ったらスイマセン)2016-05-21 22.14.41

タクティカルナイフだと光っていては敵に見つかるというので
塗装で黒くしたり、サンドブラストで表面を凸凹にしたりするが
狩猟では仕留めた後でナイフを抜くので問題なし。
鏡面なら水(血液)がブレード表面に留(とど)まりにくいのでサビに強くなる。

●コークボトルシェイプ・ハンドル
ハンドルの形状の一種。コカコーラの瓶に似て、掌によく馴染む。

ラブレスが作り始めたらしい。(未確認)
2016-05-21 21.34.13

三次元の構成とバランスを考えて削らないといけないので手間がかかると思われる。2016-05-21 23.41.402016-05-21 23.41.56
フルテーパードタングと相まって、ピタリ掌に収まると幸せになれる。なれるよ

●(番外)154-CM鋼
固くて粘りがあり刃持ちがよくてサビにも強い、ナイフにより適切な鋼材はないかと
ラブレスがあちこち探して、全く関係ないボーイングの軸受けから見出したのが154-CMである。
日立のATS-34鋼出現以降は取って代わられた(ラブレスも乗り換えた)が
それまでの「ラブレスナイフ&高級鋼材=154-CM」のインパクトは強かった。

ちなみにレプリカの鋼材はAUS8。
コストもあるし、これはこれで好きな鋼材だが、ラブレスなら高くても154-CMがよかったな。

(続く)

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