オムレツのこだわり

●食べ物で「こだわり」と聞くとなにか美味しさのコツか秘伝のように聞こえるが
 本来こだわりは「特定の対象に強く愛着し、離れることができない状態を指す」のであって
 執着と同義である。けっして良い意味ではない。

●糖尿の遠因にもなったが自炊が好きだ。
 菓子以外の料理をひと通り作ってみて
 家人に旨いと言われる(言わせる?)ようになったが
 未だ自信を持って出せない料理がある。
 プレーンオムレツだ。

●絵本で存在を知ったが親は作ってくれたことがなく、近隣の外食店でもメニューにない。
 半熟卵に目覚め、TVや本で紹介された作り方を真似るも納得できるものが作れない。
 例えば白身を泡立ててから黄身を混ぜるとふんわり焼けるが食味はスポンジケーキのよう。
 濃厚トロトロが好きなので全然物足りない。
 フランスの家庭風に火を強くして手早く作ると味は良くてもトロトロにならず
 逆に弱くすると加熱の足りない液が、
食べるときに拡がり見た目が悪い。
 たまたまよくできても、同じ条件で作ってるはずなのに再現できない。(コレ凹みます)
 オムレツに思い焦がれる。本物はどんなものだろう。

●オフ会でホテルのビアガーデンに行った時に初めて本格的なプレーンオムレツを食した。
 コックさんが最初から混ぜてある卵液を小さめのテフロンフライパンに入れ弱火で焼いていた。
 大変美味しくて何度もお代わりし、作る所を目の前で見ていたが特に変わったところはない。
 帰って普通の大きさのフライパンで再挑戦したがダメだった。
 火加減も同じようにしたつもりなのに。小さいフライパンでないと絶対ダメなのか?
 このころ、高脂血症の君は卵1日1個までと医師に言われた。
 1個だとオムレツは難しい。作る機会が格段に減った。

●それから十余年。
 ここ数週間、昼ごはんは白飯一杯200gと卵2個のオムレツ・・もどきで過ごしている。
 期限切れバターが冷蔵庫にあったので久しぶりに作って食べたらおいしかったのと
 腹持ちが良く血糖コントロールが良好だったからだ。コレステロール?なにそれ。
 どうせ作るならと調理動画を探していたら、色々出てきた。いい時代や。
 なかでもコレは大変参考になり、オマケでビヤガーデンのオムレツの謎が一つ解けた。
 最初から用意してあった卵液、アレは一度加熱して半熟手前にしてあったらしい。
 せっかくなので小さいテフロンフライパンを買った。あとは数をこなすだけだ。

●白状すると箸と手首の返しだけではまだまだ上手くひっくり返せない。
 強火なら出来るが、弱火だと卵が柔らかすぎて返せない。無理にすると中身が出る。
 恥ずかしながら、フライパンの上を転がして表面を焼いている。
 動画のようにゴムベラを使えば返せる。
 けれど自分には自炊するにあたり、こだわりがあった。
 あらかじめ加熱した卵液を用意せず、箸と手首の返しだけでひっくり返す。
 だって、かっこいいジャン?      この子、手遅れだわ!

●坂をゆっくり転げる、焼き目綺麗で濃厚トロトロな美味しいのを
 毎回高確率で作れるようになった。
 でも上記理由で僕の中ではまだまだオムレツもどきである。

RIMG0006RIMG0009 コレも失敗ッス

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